16~18世紀に造られたアイヌの城跡
チャシとはアイヌ語で砦や柵囲いを意味します。
チャシは丘陵や海岸に面した断崖上に自然地形を生かして
堀、土塁、盛り土が形成してあるものが多く、
戦いの為の城砦だけでなく、祭祀、集会、見張り場としても利用されたと言われています。
北海道には約500のチャシが存在し、根室市内には32か所のチャシ跡が確認されていて、
そのうち24か所が国指定史跡に指定されています。
根室半島チャシ跡群概要
基本データ
日本100名城最北、最難関と言われています。
別名 | - |
---|---|
別名の由来 | - |
所在地 | 北海道根室市 |
城地種類 | 山城 |
縄張り形式 | - |
築城年代 | 16~18世紀 |
築城者 | - |
主要城主 | - |
文化財史跡区分 | 国指定史跡 |
天守の築城年代 | - |
天守の形式 | - |
天守の構造 | - |
現在の天守の状態 | - |
現存する建築物 | - |
利用案内
アクセス | JR根室本線「根室」駅から根室交通バス「納沙布(のさっぷ)線」で約35分「納沙布岬」下車、温根元漁港方面に徒歩約30分 |
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開城時間 | - |
入城料金 | - |
100名城スタンプ設置場所 | 根室市歴史と自然の資料館、観光インフォメーションセンター、北方領土資料館 |
スタンプ設置場所の開館時間 | 根室市歴史と自然の資料館 9時30分~16時30分
※月曜日、祝祭日休館 観光インフォメーションセンター 6月~10月は8時~18時 11月~5月は9時~17時 北方領土資料館 9時~17時 ※11月~4月は月曜日休館。 |
スタンプ設置場所へのアクセス | 根室市歴史と自然の資料館 JR根室駅より根室交通バス花咲線
車石入口前下車徒歩10分。 観光インフォメーションセンター JR根室駅前から徒歩すぐ 北方領土資料館 JR根室駅からタクシー約30分。 JR根室駅より根室交通バス納沙布線 納沙布岬下車徒歩2分。 |
関連サイト:根室市ホームページ
100名城スタンプは根室駅の近くで押すなら観光インフォメーションセンター、
チャシ跡群にバスで向かう途中で押すなら北方領土資料館がおすすめです。
歴史予習
クナシリ・メナシの戦い
寛政元年(1789)当時、北海道は蝦夷地とよばれ、アイヌ人は松前藩に支配されていました。
和人の商人たちはアイヌ人に対して暴力や脅迫をし、
非常に安い賃金や品物で長時間働かせ、アイヌ人女性への性的な暴行も行われていました。
こうした劣悪な環境下で、餓死するアイヌ人もいたと言われています。
松前藩とはこれまでにも何度も対立していましたが、ついに大規模な反乱がおこります。
こうして蜂起したクナシリのアイヌ人と、
その呼びかけに応じたメナシのアイヌ人は商人や商船を襲い、和人71人が死亡しました。
『夷酋列像附録』には、クナシリの総首長ツキノエがクナシリ・メナシの戦いの際に、
国後島でチャシを築き、また、シャモコタンの首長ノチクサも、
5ヶ所のチャシを築き和人との戦いに備えたとあります。
和人を殺害したアイヌ民族37人はその後処刑され、
この戦いで亡くなった和人71人の墓碑が納沙布岬北方館前に置かれているそうです。
見どころ
準備中
城郭検定対策

- オンネモトチャシは面崖式の形態をもつ
- チャシは戦いの為だけではなく、祭祀や集会のためにも利用されていた。
- チャシの多くは16世紀から18世紀に造られたと考えられている。

2級以上での出題歴は少ないね!
周辺情報
根室金刀比羅神社
写真準備中
文化3年、北洋漁業開拓者高田屋嘉兵衛が松ヶ枝町に祀宇を建立して金刀比羅大神を奉斎しました。
家内安全 、子孫長久は勿論、漁業、殖産・商業の守護神として、深い崇敬を集めています。
アクセス:JR「根室駅」からタクシーで約7分
関連サイト:根室金刀比羅神社
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